直江津駅前のコミュニティスペース
「立ち並ぶ10棟のミニハウス、これは何?」と直江津駅前通りの空き地に並ぶ小屋を見て不思議に思った方も多いはず。ここは直江津駅前商店街の若衆を中心にした『直江津まちなか市座』が企画運営している「おもしろスペース」なのだ。その時々に(若衆の気が向けば?)市が立ったり、座(イベント)が出たり…。
今、評判が評判を呼んでちまたの話題として注目されているのが、『毎月5のつく日』の午前中に開かれている『互の市』。9月5日に第1回目が開かれてから、回を重ねるごとに商品も充実、来場者もふえている。『地産地消』ということからも、地元でとれた新鮮で安全な良材が気軽に手に入るというのがマルということか。
『直江津まちなか市座』では、これまでにもこのスペースでイべントをうってきた。今年の夏には、8月3日と10日の夜、『ないとばざーる・雑貨市』を企画。エスニック雑貨からスズムシまで、夏の夜を楽しませてくれた。
そしてこの後、必見なのが11月3日に開催する予定の『北海道おもしろ物産展』。港町・直江津は北海道とも交流が深い。『よさこいソーラン』だって、直江津と岩内の交流が原点らしい。さらには、日本の酪農の父といわれる『エドウィン・ダン』も直江津にゆかりがあるとか。どんな交流展になるか楽しみである。
地域の文化・歴史再発見!
直江津の街歩きを愉しむと、いくつかのすてきな風景に出会う。その一つが『土蔵の寺』。静かな空間の中にゆたかな文化をかもし出している。この空間で、『説経節・山椒太夫』や『むかしあそびとお話の会』を開こうと目下有志が準備中。秋の夜長、本物の豊かさにふれてみたい。
直江津まちなかの情報拠点『なおえつ茶屋』。直江津の特産品販売から工芸品の展示、軽食喫茶スペースなどがある直江津まちなかの情報センターである。11月には『アート縁日 in 直江の津』や『直江の津フォトコンテスト』を開催予定。ただ今参加者募集中!
まちなかには、わくわくがぎっしり!!
今年は県のときめき商店街支援事業を受けて、上越TMOを事務局に多彩なイベントを展開してきた。一連のイベントのテーマは『地域の歴史・文化発見』。7月には「海のまち直江津を地域ぐるみで楽しもう」と直江津スタンプ会が『船見公園祭り』を実施。
9日には西部商工振興会が地元町内会とともに、安国寺稲荷神社、府中八幡宮の秋祭りを盛り上げてきた。
絵馬とうろうを境内に設置。園児の作った灯が通りを飾った。(左図)
そして、来る11日3日には中央商店街の主催で『直江津あいもの祭り』を開催予定。かつて北前船の寄港地であった直江津には、多くの海産物商が軒をつらね、鮮魚と干物の間という『あいもの』がたくさん売り買いされていたという。その数約40種とか。ゆえに「あいもの」は「四十物」と書く。さて『直江津あいもの祭り』ではどんな味に出会えるか。